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導入手順
「個別認証」と「団体認証」
JGAP/ASIAGAPは農場管理・団体管理の仕組みであり、認証制度です。認証を受けるのは、農場または団体になります。
農場とは、個人農家(個人事業主)や農業生産法人など、一つの農業経営体をいい、団体とは、団体事務局を中心に、複数の農業経営体が集まった組織や複数の農場を管理している企業などをいいます。
農場が受ける認証を「個別認証」と言います。
団体が受ける認証を「団体認証」と言います。
個別認証 ~個別(1経営体)でJGAP/ASIAGAPに取り組む場合~
現状把握
ASIAGAP/ JGAPの理解
1「JGAP/ASIAGAP農場用 管理点と適合基準」を入手します。
適合基準の内容について、できている部分とできていない部分を把握します。
※認証取得のために必要な条件
→ASIAGAP 農場用 管理点と適合基準
→ JGAP 農場用 管理点と適合基準
該当する必須項目に100%適合
該当する重要項目に85%以上適合
審査から
3ヶ月以上前
2「JGAP/ASIAGAP 農場用 管理点と適合基準」に基づく手順を構築し、運営します。
その際、帳票を揃え、運営の記録を残します。
ステップ1~5を繰り返しながら改善を図っていきます
ステップ1:農場内の責任分担の明確化
ステップ2:生産環境の確認とリスク検討
ステップ3:「農場管理の作業手順」づくり
ステップ4:ルールの周知徹底と従業員教育
ステップ5:記録と検証と自己点検
申込
3審査申込み
※審査費用は、農場規模や作物数などによって異なります。
各認証機関へお見積の上、認証機関をお選び下さい。
→認証機関一覧
審査当日
4審査
管理点は全て審査され、それぞれの結果が「適合」「不適合」「該当外」のどれかに決定されます。
審査後
4週間以内
5不適合項目を直します
不適合の指摘を受けた項目をなおし、是正報告書を認証機関へ送付します。
判定
6審査の判定
認証機関が判定を行い、合格基準を満たした農場にJGAP/ASIAGAP認証書が与えられます。
団体認証 ~団体でJGAP/ASIAGAPに取り組む場合~
現状把握
1現時点において団体で共有しているルールを確認します
方向性の見極め
2団体事務局と各農場の役割分担の明確化
「JGAP/ASIAGAP 農場用 管理点と適合基準」について、どの管理点を団体事務局が担い、どの管理点を団体を構成する農場が担うかを決めます。
ASIAGAP/JGAPの理解
3団体管理マニュアルの構成決定・目次作り、JGAP/ASIAGAP管理点との対比表作り
「農場用 管理点と適合基準」及び「団体事務局用 管理点と適合基準」に基づく団体管理マニュアルを作成します。
(1)で確認したルールを基準に合うように変更し、これまでルールがなかった項目については新たに設定します。
※認証取得のために必要な条件
- →ASIAGAP 農場用 管理点と適合基準
→JGAP 農場用 管理点と適合基準⇒
該当する必須項目に100%適合
該当する重要項目に85%以上適合
- →ASIAGAP 団体事務局用 管理点と適合基準
→JGAP 団体事務局用 管理点と適合基準⇒
該当する項目に100%適合
審査から3ヶ月以上前
4「JGAP/ASIAGAP農場用 管理点と適合基準」、及び「JGAP/ASIAGAP団体事務局用 管理点と適合基準」に基づく「団体管理マニュアル」を作成した上で、手順(団体のルール)を構築して運営します。
その際、帳票を揃え、運営の記録を残します。
ステップ1:団体管理マニュアルの配布、実行、周知徹底
ステップ2:内部監査計画と準備
(内部監査員・内部監査補佐役の選定、内部監査チェックリストの作成、監査の目揃い)
ステップ3:内部監査の実施 (農場・団体事務局)
ステップ4:内部監査指摘項目の是正
ステップ5:是正の確認
申込
5審査申込み
※審査費用は、団体規模や品目数などによって異なります。
各認証機関へお見積の上、認証機関をお選び下さい。
→認証機関一覧
審査当日
6審査
事務局と構成農場の審査が行われます。管理点は全て審査され、それぞれの結果が「適合」「不適合」「該当外」のどれかに決定されます。
構成農場の審査はサンプリングとなります。(農家数の平方根で小数点切上げた数以上)
審査後4週間以内
7不適合項目を直します
不適合の指摘を受けた項目を直し、是正報告書を認証機関へ送付します。
判定
8審査の判定
認証機関が判定を行い、合格基準を満たした団体に認証書が与えられます。