2011年7月19日 「GAP Japan 2011 -日本のGAPの今が分かる-」 講演一覧・報告集
企画目的
政府が策定した食料・農業・農村基本計画においてもGAPは農産物の安全を確保する中心的な取り組みに位置付けられ、その普及は農業界と流通業界の共通の課題となっている。
日本GAP協会はGAP普及のための非営利団体として、各方面のGAP普及の進捗について関係者の情報を共有することを目的として、定期的なシンポジウム「GAP Japan」を開催した。
2011年を第1回目とし、今後は年1回の開催を目標とする。
開催概要
主催:日本GAP協会
後援:農林水産省、日本農業普及学会、日本フードシステム学会、日本政策金融公庫、日本農業法人協会
日本プロ農業総合支援機構、日本食農連携機構
協賛:アイアグリ株式会社、株式会社つくば分析センター、株式会社農業支援、株式会社ビィーシステム
日時:2011年7月19日(火) 13時から17時
場所:東京大学 弥生講堂(東京都文京区弥生1-1-1 東京大学農学部内)
講演一覧
日本GAP協会 理事長 木内博一 開会の挨拶
基調講演 「GAP普及の現状と課題」
森幸子(農林水産省生産局技術普及課 課長補佐(新技術企画班))
<講演資料>以下のURLは、農林水産省へリンクされています。
①農業生産工程管理(GAP)について
②ガイドライン改定概要
http://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/pdf/guideline_110331_summary.pdf
http://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/pdf/guideline_110630_summary.pdf
③農業生産工程管理(GAP)の共通基盤に関するガイドライン
http://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/guideline/pdf/guide_line_110630.pdf
④生鮮野菜を衛生的に保つために
-栽培から出荷までの野菜の衛生管理指針-
http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_yasai/pdf/sisin.pdf
話題提供
「JGAP普及の現状と課題」 武田泰明 日本GAP協会 専務理事
GAP普及大賞 表彰式
大賞受賞者によるスピーチ
<授賞者>「ハラダ製茶農園屋久島農場とハラダ製茶グループ」
<受賞理由>
日本緑茶の生産において初めて直営農場でGAP認証を取得、取引生産者への普及と消費者への認知度を高めることに貢献した。
*GAP普及大賞とは、一年間で最もGAP普及に貢献した取り組み事例を表彰するもの
(GAP普及大賞 選考委員)
・中嶋康博 東京大学准教授
・紺野和成 日本農業法人協会 専務理事
・今井修一 日本農民新聞 代表取締役社長
・岩元明久 日本GAP協会 技術委員長
産地の販売戦略・ブランド戦略とGAP トークセッション
コーディネータ:岸憲正 日本政策金融公庫 農林水産事業本部 総合支援部WING戦略 グループリーダー
「ゼスプリゴールドキウイとJAの取り組み」
吉丸美有子 ゼスプリインターナショナルジャパン 商品部長 - 日本・アジア生産品
峯田泰稔 JAえひめ中央 営農部 生産指導課 課長
「アメーラトマトとサンファーマーズの取り組み」
稲吉正博 サンファーマーズ 専務取締役
流通・小売業とGAP トークセッション
[コーディネータ]
福田高志(伊藤忠グループ 食料マネジメントサポート 代表取締役)
[話題提供]
藤井滋生(イオン アグリカルチャー事業 PTリーダー/イオンアグリ創造 代表取締役)
川島芳之(イトーヨーカ堂 青果部 チーフバイヤー)
大崎善保(デリカフーズ 取締役 兼 東京デリカフーズ 代表取締役 社長)
学術関係者による講演
フードシステム研究「GAPの機能と国際的要素」 中嶋康博 東京大学准教授