2025年10月15日
シンポジウム「GAP JAPAN 2025」開催 ー 国・世界と現場の実践が交わる、日本農業のこれからー
2025年11月14日(金)開催。日本農業の未来を語る一日
一般財団法人 日本GAP協会は、2025年11月14日(金)にシンポジウム「GAP JAPAN 2025」を開催します。テーマは「GAPと農業の未来について語ろう」。
JGAP・ASIAGAPが掲げる「食品安全」「環境保全」「労働安全」「人権の尊重」は、持続可能な農業を支える重要な仕組みとして広がっています。一方で、経営体の減少や気候変動など、未来に向けた課題も少なくありません。
こうした中で、国の政策、国際的潮流、経営現場を結ぶ議論の場として本シンポジウムを開催します。
政策リーダーや農業経営者が登壇し、世界の専門家からのビデオメッセージも上映。
「持続可能な農業のこれから」を多角的に考える一日です。ぜひご参加ください。
参加申込はこちら:https://jgap.jp/gapjapan2025/index.html
日本農業のグランドデザインとGAP - 新たな食料・農業・農村基本計画が描く未来 -
中嶋 康博(女子栄養大学 教授/食料・農業・農村政策審議会企画部会長)
食料・農業・農村政策審議会企画部会長として、日本の農業のあり方を先頭に立って形づくってきた中嶋康博氏が、新たな基本計画の描く、日本農業の未来像を解説し、その中でGAPの果たす役割について論じます。
世界のサステナブル農業をリードするSAI Platform
Joe Iveson(SAI Platform FSA Manager)
世界の食品・飲料・農業資材業界100社以上が加盟するSAI Platform(Sustainable Agriculture Initiative Platform)。
同団体が運用するFSA(Farm Sustainability Assessment)は、持続可能な農業の実践度を評価する国際的な共通指標として、世界の農業サプライチェーンの基盤となっています。
本セッションでは、FSAマネジャーのJoe Iveson氏によるビデオメッセージを上映。世界のサステナブル農業の最前線と、日本のGAPとの接点を紹介します。
パネルトーク - 生産者と語る、GAPと農業の未来 -
全国各地でGAPを実践し、経営・技術・人材育成に挑む5名の気鋭の経営者が登壇します。
現場のリアルな経験から、GAPが生み出す変化と未来の可能性を語ります。
モデレーターは、日本GAP協会代表理事で、自らもつくば良農代表取締役として農場を経営する武田泰明。
GAPを現場で実践してきた生産者としての視点から、経営者たちの本音に鋭く切り込みます。
技術革新、経営改革、地域連携―最前線に立つ生産者たちが、「GAPのその先」を見据えた実践を語ります。
川口谷 仁(株式会社Kalm角山 代表取締役/酪農・北海道)
「最先端技術で描く、酪農の未来」
500頭の牛をロボットで管理。JGAPを基盤に酪農経営に革命を起こすメガファーム
玉造 洋祐(株式会社ユニオンファーム 代表取締役社長/有機野菜・茨城県)
「理論で挑む、有機農業のフロンティア」
5haの有機野菜農場。JGAPと科学的アプローチで、環境・経営・雇用の持続可能性を追求
山波 剛(有限会社山波農場 代表取締役/水稲・新潟県)
「地域の農業を、経営の力で支える」
離農地を引き受け、地域一帯の120haの水田を管理。JGAPによる経営力を軸に、地域農業を維持
山本 裕之(株式会社ベジアーツ 代表取締役社長/高原野菜・長野県)
「若い力で進化を続ける、次世代の農業モデル」
30haの高原野菜農場をチームで運営。JGAPを活かし、計画的な経営で品質と効率を磨く
脇坂 斉弘(合同会社ねっか 代表社員/水稲・福島県)
「日本の小さな蔵が世界を驚かせた」
地域の継承のために始めたJGAP認証米の焼酎「ねっか」。ミラノ酒チャレンジ2025でプラチナ賞を受賞
「GAP JAPAN アワード2025」表彰式&受賞者記念講演
GAPの普及を一層推進し、持続可能な農業の未来を切り拓く、優れた取り組みを表彰する「GAP JAPANアワード」。
今年度の受賞者3団体の記念講演を行います。組織力、地域貢献、人材育成におけるGAPの優れた実践事例を紹介します。
懇親会
シンポジウム終了後に懇親会(~19:30予定)を開催します。
会場参加者はご自由に参加いただけます。JGAP認証の農畜産物を使用したお料理をご用意しておりますので、ぜひお越しください。
開催概要
名称:「GAP JAPAN 2025 ~GAPと農業の未来について語ろう~」
開催日:2025年11月14日(金) 13:00~17:30
会場:●有明セントラルタワーホールA(東京都江東区有明3-7-18) ●オンライン配信
参加費:●会場参加 【日本GAP協会会員】3,000円 【一般】6,000円 ●オンライン参加 無料

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