2024年12月6日
持続可能な農業の「今」を知る!シンポジウム「GAP Japan 2024」に合計600名が参加
一般財団法人 日本GAP協会は、2024年11月27日、持続可能な農業の実現に取り組むGAP(Good Agricultural Practices)に関するシンポジウム「GAP Japan 2024」を開催しました。当日は会場に150名、オンラインで450名、合計600名が参加し、「GAP標準化への胎動」をテーマに、幅広い視点からの取り組みを共有し、活発な情報交換が行われました。
本シンポジウムでは、行政や国際団体からの最新動向の紹介、生産者・流通小売業・外食産業による事例発表が行われ、GAP普及の進捗や課題について多角的な議論が展開されました。参加者からは「GAP推進の具体的なヒントが得られた」「国際的な動向からGAPの重要性を改めて認識した」などの声が寄せられました。
主なプログラム内容
「GAPとSDGs農業の日」記念日登録証授与式
GAPの認知度向上と普及を目的として制定した「GAPとSDGs農業の日」(11月14日)の記念日登録証授与式が行われました。日本GAP協会木内理事長が「この記念日が、より多くの方々にGAPの意義を理解していただくきっかけとなり、共に持続可能な未来を築いていく第一歩となることを願っています。」と語りました。
世界レベルでのGAP標準化の胎動
グローバルな食品企業からなるGFSI承認する、ASIAGAP、GLOBALG.A.P.といった国際的な認証の最新動向が紹介され、パネルトークでは国際取引におけるGAPの重要性や課題等について意見が交わされました。
日本国内におけるGAP標準化への胎動
農林水産省、全国農業協同組合中央会、中央畜産会から、国内でのGAP等の推進活動が紹介され、パネルトークでは生産現場におけるGAP推進の方法や課題等について意見が交わされました。
「GAP Japan アワード 2024」 記念講演
GAPの普及を一層推進し、持続可能な農業の未来を切り拓く優れた取り組みが表彰され、受賞者が現場での実践と成功事例を発表しました。参加者からは「GAPを通じて持続可能な未来を目指す熱意が伝わり、大いに感銘を受けた」などの声が寄せられました。
懇親会 ~JGAP認証農畜産物を使用した料理とともに~
JGAP認証を受けた農畜産物を使用した料理を楽しみながら交流を図る懇親会を開催し、多様な業種の参加者の間で親睦を深めるとともに、さらなる情報交換とネットワーク構築が進められました。
本シンポジウムを通じて、GAP普及の重要性が改めて確認され、GAPを通じた持続可能な農業への取り組みが具体的に議論されました。日本GAP協会は今後も、JGAP/ASIAGAPの運営と普及を通じて持続可能な農業の実現に貢献してまいります。
講演資料をご希望の方は、日本GAP協会(info@jgap.jp)までお問い合わせください。