2015年9月10日 「GAP Japan 2015 -日本のGAPの今が分かる-」
企画目的
政府が策定した食料・農業・農村基本計画においてもGAPは農産物の安全を確保する中心的な取り組みに位置付けられ、その普及は農業界と流通業界の共通の課題となっている。
日本GAP協会はGAP普及のための非営利団体として、各方面のGAP普及の進捗について関係者の情報を共有することを目的として、シンポジウム「GAP Japan」を開催する。
開催概要
■主催:一般財団法人日本GAP協会
■共催:特定非営利活動法人アジアGAP総合研究所
■日時:2015年9月10日(木)13時から17時30分
■場所:東京大学 武田ホール(東京都文京区弥生2-11-16 東京大学工学部武田先端知ビル5階)
■後援:農林水産省、日本政策金融公庫、日本農業普及学会、日本フードシステム学会、世界緑茶協会、全国清涼飲料工業会、全国茶生産団体連合会、全国農業会議所、全国農業改良普及支援協会、全国肥料商連合会、日本茶業中央会、日本適合性認定協会、日本農業法人協会、日本プロ農業総合支援機構、日本料理アカデミー、野村アグリプランニング&アドバイザリー
■協賛:アグリコミュニケーションズ、アグリフューチャージャパン、小泉商事、JA北魚沼GAP部会、住友化学、つくば分析センター、日本能率協会、バイエル クロップサイエンス、パナソニック、ハラダ製茶、ベジテック
講演等のスケジュール
※各動画は、再生開始後、枠内の右下の辺りをクリックしますと、全画面で表示されます。
「シンポジウムの説明」 アジアGAP総合研究所
オープニング 「JGAPの今とこれから」 日本GAP協会 理事会
注目が高まっているオリンピックの食材調達とGAPの関係や、輸出促進に向けた新たなGAPの検討など、ホットな話題を取り上げます。
≪GAP普及大賞≫
■食品メーカーによる農業の持続性を高めるGAPの取り組み
日本コカ・コーラ株式会社
■韓国における国際的な視点を持ったGAP普及の取り組み
営農組合法人ノルメインサム 朴範鎭(パクボムジン)
≪特別賞≫
■GAPを活用した東日本大震災に伴う風評被害への対策
まるせい果樹園(福島県)
≪選考委員≫
荘林幹太郎(学習院女子大学 国際文化交流学部 教授)
岩元明久(日本農業普及学会 副会長)
迫田登稔(国立研究開発法人 農研機構 中央農研 上席研究員)
堀江隆(公益財団法人 日本適合性認定協会 参事補)
メインテーマ 「美しい農村づくりに向けたGAPの可能性」
EUにおいては直接支払制度の条件にGAPに類似した18の法律・規則+GAECが位置づけられ、その直接支払いの上乗せとして地域条件を活かした環境支払いが行われることにより、美しい農村風景が実現されています。国際交渉により農産物の貿易自由化の波が大きくなる中、我が国の食料生産力を保ち、農村環境や国土景観を保つために貢献する、GAPの新たな可能性を探っていきたいと考えています。
■導入
アジアGAP総合研究所 専務理事 武田泰明
学習院女子大学教授・日本GAP協会代表理事 荘林幹太郎
■講演1
「農村振興の観点からみたEUの農業環境政策」
EU農業総局農村振興担当課長 レオ・マイヤー
■講演2
「農本主義がもたらす美しい農村」
農と自然の研究所代表 宇根豊
■講演3
「人口動態からみた農村環境の未来」
日本創成会議座長 増田寛也
パネルディスカッション 「美しい農村づくりをGAPで実現する」
上記3名の講演者に日本GAP協会代表理事の荘林幹太郎学習院女子大学教授が加わり、さらにアジアGAP総合研究所の武田専務理事がコーディネーターとなり、「美しい農村づくりをGAPで実現する」をテーマとしたパネルディスカッションを行いました。
※レオ・マイヤー氏の発言部分はEU政府の規定により削除しています。