2025年3月24日
北海道立総合研究機構研究報告「GAP導入による効果と導入推進に向けた対応策」について
北海道立総合研究機構の中央農業試験場において「GAP導入による効果と導入推進に向けた対応策」という研究成果が発表されました。この研究は2022年から2024年度にかけて行なわれ、GAP認証によるモチベーションの変化から見た効果やGAP認証に伴う負担への対応策と確立方法を提示することを目的としています。GAP認証に対する生産者のモチベーションはどのように変化するのか、モチベーションの違いによりGAP認証の効果(PDCAの実行、食品安全リスク低減、農作業事故の減少、意思疎通の向上等)に差があるのか、GAPの新規認証・更新に当たっての負担(必要となる作業・費用)への対応策をモチベーショングラフを使って見える化する、といった内容です。
モチベーショングラフとは、調査対象者において何かの構想段階から現在に至るまでの、モチベーションの変化をその要因とともに整理し、直面する問題を支援者等と共有する手法です。調査対象者と支援者が初対面であっても、モチベーションの変化に起因する問題の共有が可能となり、対応策を確立する場面で活用できるものです。指導の現場での活用が期待されます。
報告書やパンフレットは北海道立総合研究機構ウェブサイト下記URLから入手できます。
成績概要書(研究成果のまとめ)https://www.hro.or.jp/upload/assets/list/agricultural/center/kenkyuseika/gaiyosho/r7/f2/22.pdf
パンフレット
https://www.hro.or.jp/upload/52652/15.pdf