2025年2月12日

日本初!「+SA(Sustainable Agriculture)」取得農場が誕生しました。

一般財団法人 日本GAP協会は、2024年12月、フクトモ株式会社坂東農場(所在地:茨城県坂東市)が、日本で初めて「+SA(Sustainable Agriculture)」を取得したことをお知らせいたします。

「+SA」とは

「+SA」はJGAP/ASIAGAP認証を基盤に、持続可能な農業の実践をさらに強化するための新たなアドオン(付加)規格です。水や土壌の管理、生産者が農地の権利を有していることや人権を重視した労務管理の確認など、世界の潮流に対応した農場運営を推進するものです。日本GAP協会が策定し、2024年11月より運用を開始しています。

+SAについて

+SA認証機関はこちら

「+SA」の世界基準対応レベル

2002年に設立され、農協・製造業・小売業者などフードシステムに関わる幅広い業種から、170以上の組織が加盟する国際団体「SAI Platform」が提供する持続可能な農業の実践を評価するシステム「FSA(Farm Sustainability Assessment)」とベンチマークに取り組み、対応レベルは、レインフォレスト・アライアンス、GLOBALG.A.P.(アドオン規格であるGRASPとの同時取得)が実現しているものと同じシルバーレベルとなっています。

フクトモ株式会社坂東農場について

フクトモ株式会社坂東農場は、3ヘクタールの農地で人参を生産し、外国人実習生や近隣の障害者施設の利用者と共に、安全で高品質な農産物の生産に取り組んでいます。同農場は、大手商社との取引、販路拡大のためにJGAP認証を取得。合わせて、さらなる持続可能な農業経営を目指し、「+SA」の取得に至りました。

フクトモ株式会社坂東農場の「+SA」取得は、持続可能な農業の推進に向けた大きな一歩であり、国内の農場経営における新たなモデルケースとなることが期待されます。日本GAP協会は、今後もJGAP/ASIAGAP、「+SA」を通じて、持続可能な農業の普及と発展を支援してまいります。