肥料等の安全性について、「適切な発酵温度の確保」とみなされる発酵温度と日数は具体的にはどの程度になるのでしょうか。

堆肥の発酵温度・日数については農林水産省消費・安全局発行の「栽培から出荷までの野菜の衛生管理指針」を参考に取組例に記載しております。
https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_yasai/

平成23年6月発行版では「70℃の発酵が数日間続くようにすることが望ましい。」となっておりますが、平成23年6月策定、令和元年6月改訂の第2版では、

「製造時(目安:堆積2週間後)の堆積物の内部温度を測定し、55℃以上が3日間以上続いていることを確認する。
※ 家畜ふん中の菌の死滅には 55℃以上の温度を保つことが必要です。雑草種子の死滅には、60℃以上の温度を保つことが必要です。」となっています。

したがって上記の温度・日数を満たしていれば「適切な発酵温度の確保」がなされていると判断できます。
付属書C6.1.5「家畜ふん対比の管理についての検討図」においても55℃以上が3日間以上を採用しています。