管理点9.2の労働安全のリスク評価の対象について、ハンドアクセル固定(スロットルレバー固定)で無人で走らせているトラクターは(g)の自動運転の機械に入りますか。
農林水産省が「農業機械の自動走行に関する安全性確保ガイドライン」という文書を出しています。このガイドラインにおいて自動走行は「使用者が設定した条件に基づいて、特定のほ場等の作業領域内をロボット農機が自動的に走行し、作業を行うことをいう。」と定義されており、ロボット農機とは「センサー、知能・制御系及び駆動系を組み合わせたシステム(ロボット技術)を組み込んで製造され、農作業に用いることを目的に自動走行する車両系の農業機械であって、ほ場等で使用されるものをいう。」となっています。管理点9.2の(g)の自動運転の機械はこの自動走行を行うロボット農機が該当します。したがってロボット農機ではないトラクターは(g)の自動運転の機械ではありません。
また、農林水産省から「自動直進アシスト機能を有する農業機械等を使用する際の農作業事故の防止について」という通知が出ており、「車両系農業機械の運転者は、自動直進アシスト機能の有無にかかわらず、走行中に運転席を離席しないこと。(注:農業機械の自動走行に関する安全性確保ガイドラインに即して製造されたロボット農機を除く。)」となっています。そのため、ロボット農機ではないトラクターを無人で走らせることはできません。

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