機械・設備の安全な使用の機械・設備の安全性の評価は、どのように対応すればよいですか?
※過去の技術レターについて対応する管理点をJGAP2022に変更し、内容も修正しました。
管理点と適合基準:JGAP2022 9.5(技術レター2021年6月号)
農業機械化促進法は2018年4月1日をもって廃止され、これに伴い2017年度まで同法に基づいて農研機構で実施していた農機具の型式検査及び鑑定(安全鑑定、任意鑑定など)はいずれも廃止となりました。
2018年から、新しい「安全性検査」制度が制定され農研機構により運用されています。
作業事故による死傷事例は高止まりの傾向もみられ、農作業の安全性確保のため、農業機械の安全性確認はより重要度が増しています。
JGAP2022管理点9.5(3)設備・機械の購入時には安全性の評価を行い、より安全に配慮した機種の選択、となっています。
この適合基準に対応する取り組みとして新規に農機具を購入する場合に、「安全性検査」に合格しているものを選択することも一つの方法となります。
なお、別の手段で機械・設備の安全性の評価を実施していただいも構いません。
例えば、メーカーや販売店から、事故防止の観点からどのような安全対策が講じられているのかについての説明を十分に聞くことにより自ら評価する、という方法があります。