農薬と葉面散布剤を同じタンクで混合して希釈して使用することがあります。これは問題ないでしょうか?

※過去の技術レターについて対応する管理点をJGAP2022に変更し、内容も修正しました。

管理点と適合基準:JGAP2022 C5.2.2,ASIAGAP 24.2.4(技術レター2017年6月号)

農薬と葉面散布剤(肥料)との混用使用は作業効率を向上させる目的等から一般的に行われています。
しかしながら、アルカリ性の農薬(石灰硫黄合剤や銅剤等)と酸性の液肥を混用すると有毒ガスが発生して危険です。

実際に死亡事故も起きています。混用禁止の注意書きは農薬にも葉面散布剤(肥料)にも記載されていますのでよく確認してから使用して下さい。 不明な場合は普及センター等にご相談下さい。

JGAP2022管理点C5.2.2(4)、ASIAGAP管理点24.2.4(3)に「混用が必要な場合はラベルの指示に従い」と要求されていますが、これは農薬同士の混用だけでなく、他の資材との混用についても適用されます。