伊予柑やデコポンなど5種類ほどの柑橘を栽培しています。この度JAの伊予柑部会でJGAP団体認証を取ろうという話になりました。JGAP品目名では伊予柑やデコポンなどはすべて「かんきつ」になりますが、認証対象でないデコポンなどは並行生産になってしまうのでしょうか。

(技術レター2015年3月号)

JGAP/ASIAGAPでは同一品目の一部を認証対象として、一部を非認証対象として栽培すること(並行栽培)を認めていません。
ご相談の件では、認証対象である伊予柑も非対象のデコポンも「かんきつ」という同一品目になってしまいます。
この場合、認証書の表記を「かんきつ(伊予柑)」とすることで認証範囲を制限することが可能です。

柑橘類の場合、以前は伊予柑、清見、ぽんかんなどの品種名が認証書に記載される品目名となっていましたが、際限がなく煩雑と言うことから「みかん」と「かんきつ」に品目名を整理した経緯があるため今回の措置は「かんきつ」特有の救済措置となります。
他の品目において同様の措置を希望される場合は日本GAP協会にご相談下さい。