果樹の場合、前回の収穫終了から今回の収穫終了までが農薬の使用カウント期間となりますが、最初の収穫の場合はどうなりますか。お茶の場合はどうでしょうか。
※過去の技術レターについて対応する管理点をJGAP2022に変更し、内容も修正しました。
管理点と適合基準:JGAP2022 C5.2.1,ASIAGAP 24.2.1(技術レター2014年12月号)
独立行政法人 農林水産消費安全技術センター(FAMIC)に確認したところ、例えば第1回目の収穫終了が9月末日だとしたら前年の10月1日からカウント開始でよいとのことでした。
茶の場合、摘採後から次の摘採までの間で使用した農薬使用について回数がカウントされます。
摘採と同等の深さで刈り落とす(整枝・更新等)行為も摘採と同様とみなされます。幼木園の場合もこれと同様の考え方で考えて下さい。
幼木園の場合でも、成園に仕立てるまでには、整枝をして枝葉を刈り落とすのが一般的です。これを数年繰り返して、最初の摘採を実施する場合には、前の整枝を実施してからの農薬使用の回数をカウントします。
仮に成園になる途中のものを刈り落とさずに製品として摘採する場合、その前に整枝がなければ、栽培期間1年間をカウントします。