+SAについて
「+SA」は、JGAPとASIAGAPの持つ持続可能性を更に強力にする新たなアドオン(付加)規格です。2024年11月より運用を開始しています。
農業の持続可能性をテーマとした国際団体「SAI Platform」が運営する規格「FSA」とのベンチマーキングを行い、JGAP、ASIAGAPに加えて「+SA」を実施することにより、FSAのシルバーレベルと認められました。
JGAP、ASIAGAPに加えて「+SA」も取得した認証農場は、世界レベルの持続可能な農業を実施していることとなります。
対象範囲・品目等
+SAは評価プログラムであり、審査はJGAP、ASIAGAPの審査と同時に実施します。
+SAが対応するのは、JGAP、ASIAGAPともに青果物、穀物、茶となります(FSAには畜産の設定がないからです)。
SAI Platformについて
「SAI Platform」は、持続可能な農業を目指し2002年に設立された国際団体で、農業・製造業・小売業などフードシステムに関わる幅広い業種から、170以上の組織が加盟しています。「FSA(Farm Sustainability Assessment)」はSAI Platformが提供する持続可能な農業の実践をテーマとした評価システムです。一般的なGAP認証が要求する内容に加え、より詳細な水や土壌の管理、生産者が農地の権利を有していることや人権を重視した労務管理の確認などの点に特徴があります。
FSA自身が認証制度に類する評価の仕組みを持つだけでなく、他規格とのベンチマーキングの仕組みを有しています。その際の適合度は、上からゴールド、シルバー、ブロンズの3段階で示されます。世界では、多数の農業に関わる規格等が承認を受けており、また、ザ コカ・コーラ カンパニーにおける農産物の調達基準であるPSA(Principles for Sustainable Agriculture)の中には、FSAのブロンズレベル以上のベンチマーキングを受けた規格との要求が含まれています。
+SA審査員
JGAP/ASIAGAP の審査員登録要件を満たす審査員が、協会が指定する+SA に関する下記のオンライン研修を受講することにより、+SA審査員となります。
※+SA審査員になるには本研修の視聴と確認テストの実施が必要です。確認テスト提出者には受講証明書(PDF)をお送りします。
※所属する認証機関が+SAの審査を行うかどうか等に関しては認証機関にお問い合わせください。
指導員・内部監査員
+SA指導員というような特定の資格は設けていませんが、+SAの指導を行う指導員、評価を受ける農場は下記のオンライン研修の受講を推奨します。+SAの内部監査員になるには本研修の受講が必須となります。
※確認テスト提出者には受講証明書(PDF)をお送りします。
+SAロゴマーク
「+SA」を取得した農場は、持続可能性を表す+SA規格として独自のロゴマークを、宣伝資材、農産物の包装等に表示できます。